夏休み始めのおがさわら丸

2008年07月20日/ 島の話題

夏休み始めのおがさわら丸
夏休み始めのおがさわら丸
一年に一度夏休みに内地に行く子どもたちが多く、島の子どもたちと親御さんが多い今日の出港でした。
居残り組の島っ子や、遅れて内地に行く島っ子は、遊ぶ友だちを探すのに苦労したりします。
一人の司書も、子どもたちと乗りました。
次の入港は内地からの観光客が押し寄せるので、ひと時の静かな数日になります。

5年位前、高校生だった娘が夏休み始めのおがさわら丸に乗ろうとした出港前日、17歳の猫ミーちゃんが死にました。
年とって目が見えなくなって、足も弱くなって、数年はほとんどを家の中で寝て過ごすことが多かったです。

赤ちゃんの時から一緒に遊んで育った娘にとっては、ペット以上の間柄でした。
その一週間前から食べなくなり、前日からは水も飲まなくなり、その日は外に行きたがり、出してあげると物陰の静かな所で寝ていました。
家に連れ帰り、窓際で寝かせて、夕方亡くなりました。
翌早朝、庭に穴を掘って埋めてあげました。
泣き腫らした後、娘は島っ子たちと夏休みに旅立って行きました。

小笠原で不妊手術ができなかった当時は捨て猫が多かったので、子どもたちが拾ってきた猫を預かったのがミーちゃんの母親の小夏で、内地に行く人の犬アイルを預かったら飼い主帰らずで、犬猫多いときで7匹位になってしまったこともありました。
もちろん、それ以降は懲りて預かりません。
最後に残ったのが、ミーちゃんでした。

「ぼくはねこのバーニーがだいすきだった」 作: ジュディス・ボ-スト
とても地味な本ですが、心に染み透るような忘れられない本です。
娘もこの本を知っていて、本当に良かったと思いました。
ペットの死で悲しんでいる人に教えて、すごく感謝されたこともありました。
ミーちゃん、大好きだったよ!



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Posted by おがししょ at 23:06│Comments(3)
この記事へのコメント
おはようございます。
ミーちゃんのお話、うるっときました。
生き物との暮らしは必ず別れの時が(しかも残されるのは大体人間の方)来ますから、辛いですね。
猫の不妊手術も賛否がありますが、もともとが人間が大陸から持ち込んだもの。そして猫は繁殖力の強いハンターですから、人間が管理するのは致し方ないのかもしれません。

ところでちょっとはなしは変わりますが、この原油高の昨今、特に小笠原などではその影響が顕著だと思いますが、おがさわら丸の運賃などにも影響が出ているのでしょうか。
ガソリン価格も先日の記事で200円を超えていると拝見しました。
今後は離島は電気自動車が普及するかも知れませんね。
Posted by BARRY at 2008年07月21日 05:41
BARRYさん、コメントありがとうございます。
ミーちゃんのことをそちらでコメントさせて頂いたことがありましたね。
どんな時もいつも一緒にいてくれたアイルやミーちゃんって、
もしかしたら一番の理解者だったかもと思ったりすることもあります。

http://www.ogasawarakaiun.co.jp/unkou/7gatsu.html
運賃は「燃料油価格変動調整金」を含んでいます。()内が調整金額です。
・・・とのこと。
7月は、2等で3,010円
どんどん上がっているようです。
詳しくは、いずれ記事にしたいと思います。

ガソリン価格は、280円/Lだったと思います。
もう一人の司書の方が詳しいので、後日バトンタッチしたいと思います。
Posted by おがししょ1 at 2008年07月21日 21:21
 BARRYさん 遅くなりました。 年休で上京中のやもチャソです。

 おがさわら丸 もとの運賃は22570円(大人 片道)でした。
今年から燃料調整金が導入され、どんどん高くなり
9月は27,310円(うち、調整金4,740円)

10月は28,330円(5,760円)だそうです。

 7月のガソリン代は 父島280円/㍑ 
母島286円/㍑(boninさんの情報)です。

 どこまで高くなることやら・・・

 
Posted by おがししょ やもチャソ at 2008年07月25日 21:24
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