子ども図書室縮小反対!!
2008年02月11日/ 組合の話題
父島図書室には、お母さんに抱っこされた0歳の赤ちゃんから80歳を超えるお年寄りまでの、実に幅広い利用者さんがいらっしゃいます。
まさに生涯にわたって本に親しんでいて、「生涯学習と言えば図書館!」と言われるのが一目瞭然です。
特に子ども図書室は、子どもの成長の姿が楽しく見られます。
幼い頃からお母さんやお父さんと一緒に来て、「この本も読んで!」「これも!」「あれも!」と欲張って読み聞かせしてもらっている姿は、大変そうだけど楽しそうです。
大きくなって小学校にあがると、「自分でできるもん!」という風に得意満面に借りに来ます。
友だちと一緒に来て、借り方の教えっこをしたり、好きな本をみつけて話のあらすじをお話してくれたり、自分より小さな子に紙芝居を読んであげたり、気まぐれに来て子ども図書室を堪能して帰ります。
小学生のお子さんのために、お母さんが本を借りていくというのも多いパターンです。
家に置いておくと、自然に読んでいるそうです。次々に借りていくので、子ども図書室の本じゃ間に合わなくなるんじゃないかと心配しています。
こんな子ども図書室の日常をなんにも知らないのに、
子ども図書室の実質上縮小を勝手に決定するなんて、ひど過ぎます!
2/8の団体交渉で、思いもよらない一方的な言い渡しがありました。
ちびっこクラブ(3・4歳児受入れの幼稚園?)の定員増のため、子ども図書室もちびっこクラブの部屋にする。
子ども図書室は、福祉団体室2(現在ヘルストロンが置いてある部屋)に移す。
本があまり置けなくなるため、小学校就学時前の小さな子ども向きの絵本だけ収容するように!
理由
ちびっこクラブの人数が、増えることはいいことだから。
ちびっこクラブの部屋の隣で、子ども図書室が場所的に都合がいい。
小学生には、小学校の図書室の本があるから、子ども図書室には小学生の本を置かなくても大丈夫。
子供図書室の規模が縮小してしまうことについては、指定管理者小笠原社協が利用者団体(はぴはぴキッズ・おはなし会)の意見を聞いたら、構わないということだった。
ヘルストロンを福祉団体室1に移すことについては、ヘルストロン利用者(婦人会・老人会)に聞いた。
村として決定した。とのことでした・・・
Posted by おがししょ at 01:22│Comments(2)
この記事へのコメント
いたたまれません・・・
私が小学生の頃は、(今考えると、とても恵まれた環境でした)
自宅から徒歩10分以内のところに子供図書館があり、
よくそこに通ってました。
「こども新聞」を眺めてみたり、好きな本を読んだりして過ごしていました。
学校の本は借りて読んでいましたが、
図書館の本は、そこで読んでいた記憶があります。
静かだし、学校ほどせわしくなくて
時間を気にせず居られたからだと思います。
学校に本があるから図書館には置かなくて良いというのは、
あまりにも大人の身勝手です。
もっと子供の方を向いて、考えてほしいです。
私が小学生の頃は、(今考えると、とても恵まれた環境でした)
自宅から徒歩10分以内のところに子供図書館があり、
よくそこに通ってました。
「こども新聞」を眺めてみたり、好きな本を読んだりして過ごしていました。
学校の本は借りて読んでいましたが、
図書館の本は、そこで読んでいた記憶があります。
静かだし、学校ほどせわしくなくて
時間を気にせず居られたからだと思います。
学校に本があるから図書館には置かなくて良いというのは、
あまりにも大人の身勝手です。
もっと子供の方を向いて、考えてほしいです。
Posted by cher at 2008年02月11日 11:08
cherさん コメントありがとうございます。
実はこの
「小学生には、小学校の図書室の本があるから、子ども図書室には小学生の本を置かなくても大丈夫。」
という言葉は、教育長の発言でした。
これはとりもなおさず「検閲」行為に当たる発言で、
世界中の図書館司書を敵に回したようなものだと考えられます。
自治体の教育行政のトップにいる人間の発言なのかと耳を疑ってしまいました。
学校図書館と地域の図書館とでは機能が大きく異なり、
どちらかだけでもう片方の欠如を補えるという物ではありません。
本当に、きちんと図書室を見て、子供の方を向いて考えてほしいです。
それに、今でさえ月に一度の「おはなし会」の時には、
ただでさえ狭い子供図書室にひしめき合うように子供も大人も来ているのに、
これ以上狭くなったらどうなるのでしょう。
本当に「おはなし会」の人たちが「構わない」と言ったのでしょうか・・・?
こんな現場無視・村民無視の態度がまかり通って良いとは思えません。
実はこの
「小学生には、小学校の図書室の本があるから、子ども図書室には小学生の本を置かなくても大丈夫。」
という言葉は、教育長の発言でした。
これはとりもなおさず「検閲」行為に当たる発言で、
世界中の図書館司書を敵に回したようなものだと考えられます。
自治体の教育行政のトップにいる人間の発言なのかと耳を疑ってしまいました。
学校図書館と地域の図書館とでは機能が大きく異なり、
どちらかだけでもう片方の欠如を補えるという物ではありません。
本当に、きちんと図書室を見て、子供の方を向いて考えてほしいです。
それに、今でさえ月に一度の「おはなし会」の時には、
ただでさえ狭い子供図書室にひしめき合うように子供も大人も来ているのに、
これ以上狭くなったらどうなるのでしょう。
本当に「おはなし会」の人たちが「構わない」と言ったのでしょうか・・・?
こんな現場無視・村民無視の態度がまかり通って良いとは思えません。
Posted by おがししょ やもチャソ at 2008年02月11日 14:33
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