ほんとうに かわいそうな 子ども図書室 

おがししょ

2010年11月23日 21:35

今年は、国民読書年
日本各地で、様々なイベントが盛んに行われています。
八丈島でも、ちょうど私が行っていた7/4に 図書館まつりがあり、
活発な図書館活動を見学させてもらうことができました。


一方、父島ではイベントなんて夢の夢で、
それどころか、奥の奥、寂れたような場所に、子ども図書室が移動されたままになっています。


奥の小さな部屋が、一時的に子ども図書室とされています。
             ・ ・ ・ 一時的移動のはずが、何年もそのままになっています。
コンクリートの厚い壁に囲まれた閉鎖的な場所で、書庫のようだし、
狭いので、他の人がいれば遠慮して中に入る気持ちになれません。
入りきらないで外にはみだした本たちも、落ち着いて選べるような環境ではありません。


子どもだけでも中に入りやすいようにと、
いろいろ工夫はしていますが、
2階の一般図書室の方が、明るく開放的だし入りやすいらしくて、
低学年や小さな子どもまで、そちらに行ってしまいます。


移動当初、子どもの読書環境の低下を懸念して
いろいろな改善事項を提言しましたが、ほとんど改善されませんでした。


小さな子どもを持つ母親たちからの、危険回避の意見でさえ、聞き入れられませんでした。




2001年 子どもの読書活動の推進に関する法律 施行で
日本中で子どもの読書環境が めざましく整備されている中、
まるで小笠原だけが逆行しているかのようです。
大切な子どもたちの、大切な子ども時代の、大切な子ども図書室であるはずなのに
こういう痛々しい姿を見るたびに
かわいそうで かわいそうで たまりません・・・

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