司法過疎、小笠原 2
図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。
昨年1年は、子ども図書室移転縮小で翻弄されました。
僻地で図書室を運営するのは、ただでさえ大変ですが、司法過疎が阻むものが大きいとつくづくと思いました。
大切な子どもたちでさえ守ることが難しい、当然なことも主張できない土壌がある、
これが「司法過疎」なのでしょう。
私たちのユニオンの結成から今まで、ご助言・ご協力いただいている
山上博信先生の著書3冊を、改めて目を通してみました。
司法過疎の小笠原への温かい気持ちに、本当に心打たれ、頭が下がる思いをしました。
「法律家は、地域が都市部との比較ではなく、その地域が独自に持続可能な発展をしていくため、住民自ら要求できるようになるために助力していくことが求められている。」
司法過疎克服のために 山上博信∥著 より引用
(『平和と人権の時代』を拓く : 青年法律家協会創立50周年記念 / 青年法律家協会弁護士学者合同部会∥編 / 日本評論社 , 2004.3 p.206~212 )
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