一年に一度夏休みに内地に行く子どもたちが多く、島の子どもたちと親御さんが多い今日の出港でした。
居残り組の島っ子や、遅れて内地に行く島っ子は、遊ぶ友だちを探すのに苦労したりします。
一人の司書も、子どもたちと乗りました。
次の入港は内地からの観光客が押し寄せるので、ひと時の静かな数日になります。
5年位前、高校生だった娘が夏休み始めのおがさわら丸に乗ろうとした出港前日、17歳の猫ミーちゃんが死にました。
年とって目が見えなくなって、足も弱くなって、数年はほとんどを家の中で寝て過ごすことが多かったです。
赤ちゃんの時から一緒に遊んで育った娘にとっては、ペット以上の間柄でした。
その一週間前から食べなくなり、前日からは水も飲まなくなり、その日は外に行きたがり、出してあげると物陰の静かな所で寝ていました。
家に連れ帰り、窓際で寝かせて、夕方亡くなりました。
翌早朝、庭に穴を掘って埋めてあげました。
泣き腫らした後、娘は島っ子たちと夏休みに旅立って行きました。
小笠原で不妊手術ができなかった当時は捨て猫が多かったので、子どもたちが拾ってきた猫を預かったのがミーちゃんの母親の
小夏で、内地に行く人の犬
アイルを預かったら飼い主帰らずで、犬猫多いときで7匹位になってしまったこともありました。
もちろん、それ以降は懲りて預かりません。
最後に残ったのが、ミーちゃんでした。
「ぼくはねこのバーニーがだいすきだった」 作: ジュディス・ボ-スト
とても地味な本ですが、心に染み透るような忘れられない本です。
娘もこの本を知っていて、本当に良かったと思いました。
ペットの死で悲しんでいる人に教えて、すごく感謝されたこともありました。
ミーちゃん、大好きだったよ!